
熊本県阿蘇郡の山間にある小さな町・小国町。
古くから小国杉をはじめとする林業やジャージー牛乳などの酪農、小国大根やほうれん草をはじめとする農業で栄えた町。
ゲストハウス上町のある宮原上町エリアは、小国両神社を中心として、かつて120ものお店が軒を連ねた、神社の門前町として栄えた商店街。
そのエネルギーの源となっていたのは、通りと並行して流れる川「しずか川」、巖然とそびえ立つ樹齢1000年の大けやきと「けやき水源」である。
このエリアの人々は、この川で身を清め、米を研ぎ、水神様に家内安全と商売繁盛を祈りました。
九州各地から商売人が集まっていたことから「一番街」という呼び名も付いたこのエリアには、いまでも造り醤油屋や白壁の建物、古い病院などが華々しい歴史の軌跡として残っている。
そんな商店街の一角、けやき水源から川沿いに少しだけ下った所にある当宿は、以前縫製工場の宿舎として使われていた民家をリノベーションし、2025年1月にオープンしました。
豪華な室礼はありませんが、小国の中心地で、スーパーや飲食店へのアクセスが良く、商店街の名残や町の歴史や文化を身近に感じることができます。
宿での滞在を通じて、小国の素朴さ、懐かしさ、暖かさに、触れていただけたら幸いです。
